タイ風すき焼きは、日本の『すき焼き』から来ていると言われていますが、

作り方や味付けは日本のすき焼きとは異なります。

魚介類やお肉、野菜などを湯炊きし、辛いタレをつけて食べる料理で、

味はすき焼きというよりも、水炊き、寄せ鍋などに近い料理です。

タイ風すき焼きの食べ方は3パターンあり、

◎汁あり小皿料理：スッキーナーム（สุกี้น้ำ）

◎汁なし小皿料理：スッキーヘーン（สุกี้แห้ง）

◎大人数で食べる鍋：スッキーモー(สุกี้หม้อ)

自分の好みで選ぶことができます。

1.　タイで最も人気なのは「ナムサイ」スープ

ナム＝水、スープ、汁

サイ＝透明、クリア

塩とソイビーンソース(醤油)ベースの標準的なスープです。

2.　中国からポピュラーな辛いスープ「マラー」スープ

花椒の舌が痺れるような辛さ（麻）と唐辛子のヒリヒリするような辛さ（辣）が特徴で、牛肉や豚肉などに合うスープです。

3.　タイハーブがたっぷりにの「トムヤム」スープ

トム＝煮る

ヤム＝混ぜる

すっぱ辛いスープで、レモングラス、ガランカー、唐辛子、コブミカンの葉などの香りが癖になって、シーフードの具材に合うスープです。

1.　ルックシンプラー　(魚のすり身)

2.　ヘッファン　(フクロタケ)

3.　ヌアドプラームック　(イカゲソ)

4.　ウンセン　(春雨)

5.　ルックシンムー　(豚肉団子)

この5種類の具材は、タイ風すき焼きによく入っている具材です。

タイ風すき焼きは、タレが必需品なんです。

大人気のすき焼きのタレを紹介します。

1.　ブランド名：PANTAI

タイで一番人気なタイ風すき焼きタレです。

砂糖芋とジャガイモをすり潰したペーストが入っていますので、他のメーカーより少し粘々します。また、ジンダー唐辛子とプリッキーヌ唐辛子両方使うので、ピリ辛ではなく、ちょうどタイ人が好みの辛さとなっています。

2.　ブランド名：HEALTHY BOY

赤い色はジンダー唐辛子と紅豆腐から出る色で、味は少し辛いですが甘みもあり食べやすいタレです。

3.　ブランド名：KHUNNID

ローカルブランドのタレで、タイの東北地方に行ったら、よく見かけるタレです。ジンダー唐辛子とプリッキーヌ唐辛子両方使用します。ニンニクとライム汁もたくさん入ってて、濃めのタレです。