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ラーフ神(プラ・ラーフー)とは

タイのお寺によく見かけるとてもユニークな神様で、黒い上半身だけの体に、

丸い球をくわえている神様は「プララーフ」という神様です。

 

ヒンドゥー教には七曜日にそれぞれ神様が割り当てられていまして、その七曜神にラーフとケートゥを足したものを九曜と言うのです。

世界は乳海撹拌によって創られるわけですが、神々と悪魔で不老不死の薬(アムリタ)を取り合うお話なのです。

結局アムリタを手にするのはチーム神々になるのですが、アムリタをこっそり盗み飲みしようとする悪魔が一匹いたのです。

その試みは七曜神である太陽神と月神の告げ口によってばれて、悪魔はヴィシュヌ様のチャクラで真っ二つにされてしまいます。

 

しかし、悪魔は既にアムリタを口にしていたので、切断された上半身は消滅せず、ずっとこの世に残ることになります。

その不老不死を得た上半身こそが、ラーフというわけです。

自分の胴体をぶっちぎられたラーフは、太陽神と月神を逆恨みします。それで、ラーフは常に太陽か月を手に持っているのです。

 

タイでの呼び方は「プララーフー/พระราหู」といいます。

プラは神様という意味です。タイではヒンドゥー教と違って、厄払いや交通守る神様として知られています。

また芸能人などエンタメ産業に携わる人々に人気で、幸運と商業の神と信じられているのだそうです。

 

運が悪い時や移動、転職、引っ越しなど悪いことが起きないように水曜日の深夜にプララーフへ8種類の黒い物(黒豆、ライスベリー、ぶどう、コーヒー、チョコレートなど)をお供えします。

 

そのため、よく外国に行く人やよく出張する人などはプララーフの仏像やお守りを持っています。

タイ貿易UDの店頭とネットでプララーフの仏像とお守りを販売しております。

気になる方は、是非お問い合わせください(*^-^*)